脳内の自律神経中枢と内分泌器官-人間の身体各部位の概略説明-1

2017年4月18日療法

脳とホルモン

人間の脳内の主に、自律神経の中枢である視床下部と、内分泌器官である下垂体や松果体、そして睡眠などについての概略説明です。

各記事の詳細画像と詳細図 も参考にしてください。

脳(のう)

脳は、大脳、間脳(かんのう)、脳幹(のうかん)〔脳幹は中脳・橋(きょう)・延髄(えんずい)からなる:脳幹に間脳を含めるときもある〕、小脳に分けられます。

大脳(だいのう)

大脳は、心身の様々な機能を管理し、無意識の運動から、本能・感情・意識・感覚・言語・行動などを制御します。

小脳(しょうのう)

小脳は、大脳からの運動に関する命令を細かく調整し全身に伝える役目や、前庭(ぜんてい)や三半規管(さんはんきかん)からの情報により体の平衡(運動バランス)をとる働きをします。

視床下部(ししょうかぶ)

間脳の一部で、自律神経の最高中枢です。生命活動に必要な、体温・食欲・性欲・睡眠・全体的な代謝・血圧などのコントロールを行っています。また下垂体と連携して、ホルモンの調節を行っています。

下垂体(かすいたい)〔脳下垂体(のうかすいたい)ともいう〕

下垂体は、視床下部から下に出ている内分泌腺です。人間では小指大です。下垂体から分泌されるホルモンは、各内分泌器官のホルモン分泌量や分泌時期の調整などの役割を担っており、その働きは視床下部によってコントロールされています。

下垂体前葉(かすいたいぜんよう)

下垂体前葉からは、大きく分けて下記の5つのホルモンが分泌されています。

(1)成長ホルモン:骨や筋肉を成長させます。
(2)甲状腺刺激ホルモン:甲状腺に作用して、甲状腺ホルモンの分泌を促します。
(3)副腎皮質刺激ホルモン:副腎皮質に作用して、副腎皮質ホルモンを分泌させます。
(4)乳腺刺激ホルモン:乳腺に作用して、産後の乳の分泌を促進します。
(5)性腺刺激ホルモン:精巣または卵巣に作用して、性ホルモンの分泌を促進します。

下垂体後葉(かすいたいこうよう)

下垂体後葉からは、大きく分けて下記の2つのホルモンが分泌されています。
(1)バゾプレシン:抗利尿ホルモンです。水分の再吸収を促進し、尿量を減少させて、体液を増加させます。また末梢血管を収縮して、血圧を上昇させます。
(2)オキシトシン:子宮を収縮して、陣痛を促し、乳の分泌を促進します。

松果体(しょうかたい)

脳の真ん中にあり、トウモロコシの粒に似ている小さな内分泌器官です。メラトニンというホルモンを分泌し、体内時計の調整に関係しています。視床下部で24時間のリズムにリセットしたという情報を全身に知らせる役目をしています。

睡眠(すいみん)

睡眠中は、脳をはじめとする心身の休息、夢などによる記憶の再構成、成長ホルモンの分泌、自然治癒力や免疫力の回復、各細胞や肌などの新陳代謝の促進、ストレス物質の除去などが行われます。

適切な睡眠・仮眠・リラクゼーションは、健康や美容を維持するのに大切です。

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